にむらカイロプラクティック

症例報告

10代の『朝が起きれない』症例③

【一次呼吸メカニズム】の説明

人間はお母さんの体から生まれ出て先ず初めにする事が『呼吸』です。泣くのはその後です(笑)

そして人生を生き抜き、最後は『息をひきとります』。生き物は『呼吸で始まり呼吸で終わる』のです。

勿論、生きている間は呼吸を絶えず行っています。それくらい呼吸というのは大事なのです(‘ω’)ノ

 

呼吸で一番大切な骨格が『後頭骨』『仙骨』になります。

上で後頭骨が動き、下で仙骨が動く。この双方がリズミカルに動く事によりスムーズな呼吸が可能になるわけです。

無意識に吸って吐いてが出来るのはこの骨格が動き&隔膜が緩んで働いている事が条件です。

そして『後頭骨ー仙骨』が上下でポンプの役割をするので、脳脊髄液も循環して体全体に好影響を与えるとも言われています。

これが出来ないと、呼吸は浅くなり、首や肩で呼吸する様になり様々な不調に繋がります((+_+))

10代の『朝が起きれない』症例②

【骨盤隔膜、横隔膜、胸郭上口隔膜】の説明

骨盤の底、胸郭の下、胸郭の上には『隔膜』という筋肉筋膜が空間を隔てています。

なので隔膜と呼びます。これらも『膜=ファシア』ですので筋膜リリースで緩める事が出来ます。

横隔膜は言わずと知れた『呼吸筋』ですから横隔膜が固くなると呼吸はしんどくなりますよね((+_+))

隔膜は深部の筋膜になりますので、この3点が固まると頭蓋骨の動きも止まります((+_+))

いくら10代で若くても絶不調になりますよね…。

胸郭上口~横隔膜の間には『肺』がありこの空間は『陰圧』、横隔膜~骨盤隔膜の間は各臓器があり『陽圧』。

この隔膜の『陰陽』の圧バランスが崩れると様々な症状に悩まされます。

※10代の『朝が起きれない』症例③に続きます(‘ω’)ノご覧ください。

10代の『朝が起きれない』症例①

【症例】

10代 女性 学生

【主訴】

朝が起きれない。体調が優れない。

【経緯】

お母様が当院にメンテナンスにお越しになられていて、娘さんが朝が起きれなくなって学校に行けなくなっているとのご相談を受けて、様子をお伺いすると別に学校で嫌な事があるとか、学校に行きたくないとかもなく、朝になると起きれなくなり、学校に行っても体調が優れず早退もあるとの事。学校では『心療内科の受診』なども言われたり、とにかくお困りのご様子でした。お伺いしていると筋膜の症状だと感じお伝えして来院されました。

【施術】

①骨盤隔膜、横隔膜、胸郭上口隔膜のリリース

②頭蓋骨の正常な動きの回復&調整(※後頭骨、蝶形骨、側頭骨)

③内臓エネルギー不足の補い(肝臓、消化器)

④呼吸システムの回復(仙骨の動きの回復)

⑤物療による血流促進(ホットパック)

【術後】

施術が終わりベッドに座ってもらいました。来院時、生気が全く感じられない真っ白な顔で目にも力が無い様子で、ぱっと見『この世の人じゃないような感じ』でした。しかし、お顔には血色が戻り、目にも力がみなぎり、何よりも『呼吸がすごく楽になった』という事でした。まさしく蘇ったという言葉がピッタリ感じです!(^^)!

一週間後に二回目の施術でしたが、初回の施術後は『その日はとにかく眠たくて(笑)』だったという事。

朝も起きれるようになり笑顔が戻っていたのが印象的でした(^^♪

やはり若い人に笑顔が無いといけませんね!大人がニヤニヤして子供が苦しそうな国はよくありませんから( `ー´)ノ!!

とにかくこの『コロナ禍3年間』で若い人達は『不安、心配、イライラ』など平常時に比べて精神的ストレス、自律神経を過度に使用して今、体調不良に現れています(‘ω’)ノ

※10代の『朝が起きれない』症例②に続きます(‘ω’)ノご覧ください♪