にむらカイロプラクティック

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原因不明の『動悸・不整脈』の改善例。

大阪府東大阪市の【筋膜リリース整体院】にむらカイロプラクティックです(^^♪

原因不明の『動悸・不整脈』の症例

50代 男性 
主訴→3ヶ月前以上前から動悸・不整脈がひどくなった。
経緯→初めてこの症状が出だしたのは5年くらい前、当時病院にて心電図調べても『異常なし』。別の病院でも心電図を調べたが『異常なし』。東洋医学の治療に切り替えて色々な施術所に行くも改善しなかった。もうどこに行けば良いかわからず半ば諦めていた時に当院のHPをみつけて来院された。

症状の原因はやはり『トリガーポイント』


この方はもうすでに2件の病院にて心電図を調べて異常がなかったという事で、ほぼほぼ『トリガーポイント』が原因だろうなぁとカウンセリングの段階で感じていました。左図は大胸筋に出来た『不整脈のトリガーポイント』です。このようにテキストにも載っています。しかし、テキストはあくまで目安!です。
中心的なトリガーポイントの塊以外にもサテライトトリガーポイントという二次災害・三次災害のように拡がってしまった塊が胸の付近や鳩尾(みぞおち)部にたくさん存在していました(*_*;
さらには頚部・背部などの筋膜の癒着もきつくて久しぶりの重症な症例でした(*_*;

症状が改善するまでの経過

症状が落ち着くまでの施術の間隔は一週間

・二回目(術前)→特に変化なし

・三回目(術前)→動悸が少しマシになった、左の脇腹周囲の痛みが現れた。

・四回目(術前)→変化なし

・五回目(術前)→変化なし

・六回目(術前)→動悸が出ると左脇腹の痛みがなくなり、左脇腹が痛むと動悸が出なくなる。

・七回目(術前)→動悸・不整脈・左脇腹痛が全体的に回数が減って来た。

・八回目(術前)→動悸がなくなる。左脇腹痛もなくなる。あとは不整脈のみ。

 【※八回目~九回目はタイミングが合わずに2週間間隔】
・九回目(術前)→この2週間、まったく不整脈が出なくなった。

まとめ

筋膜リリースで施術していると本当に体は不思議で神秘的だなと感じます。
六回目の状態なんかすごいですね。トリガーポイントが心臓に悪さしようとしてるのか、左脇腹に悪さをしようとしているのかまるでシーソーゲームのようですね。まぁ、どちらかというと痛みで出てくれている方が状態としたら改善に向かっている証拠なので六回目は良い目安になりました( ^ω^ )
このように古い慢性的なトリガーポイントと戦うのはなかなか施術家としてやりがいのある症例です。
すぐに楽になっていただきたいけれど、筋膜の癒着を長期間放置しているとそれだけ改善するまで時間が必要になるのです(=゚ω゚)ノ

今回は検査で異常なしという未病の状態なので改善しました。内科的に異常がある場合は必ず病院の方で治療を受けてください。誤解のございませんようにm(__)m