ソフトな優しいタッチで頭蓋骨を調整する施術方法です♫
クレニオ・セイクラル(頭蓋骨調整)の歴史
クラニオセイクラル・セラピーの歴史は、1900年代初頭のDr.サザーランド(1873‐1954) のある発見から始まる。 当時オステオパシーを学んでいたサザーランドは、解体された頭蓋骨の縫合を観察して、側頭骨と魚のえらとの類似性に着目し、頭蓋骨と呼吸が関係しているのではないかという仮説を立てた。その後自分自身や家族への実験や調査を繰り返し、癒合して固まっている頭蓋骨には呼吸に似た僅かな動きがあること、頭蓋骨の呼吸の様な動きは体液と関連が有ることを仮説として打ちたて、それに基づいて臨床を重ねた。 その後、サザーランドの弟子であるDr.ローリン ベッカー(1910‐1996) らによって更に研究が重ねられ、70~80年代にはDr.アプレジャーらのミシガン州立大学における研究によって実際に頭蓋骨が一定のリズムを持って動いていることが証明された。
(※ウィキペディア参照)
頭蓋骨の構造について
人間の頭蓋骨は合計23個の骨がプラモデルのように合わさり構成されています。
各骨の間は当然の事ながら『関節』となっています。西洋医学(お医者さん)ではこの頭蓋骨の関節は動かないとされています。それは死後の遺体の頭蓋骨はすでに止まっているからだとも言えます。要するに人類は生きて動いている頭蓋骨を見たことがないと言えます。
クレニオ・セイクラルを学び熟練したセラピストは『手』でその動きを感じ取る事が出来るのです。そして動きの止まった部位の骨を動かす事が出来ます。
頭蓋骨は『形』ではなく『動きとリズム』が重要なのです
昨今、頭蓋骨『矯正』が巷でブームになっていますが、ここで強調したいのがクレニオ・セイクラルは頭蓋骨の『調整』なのです。世間では骨の形が小さくなると思っている方が多いですが、骨自体が小さくなる事はありません。顔の水分が移動するだけです。それで小さくなったように錯覚するのです。
生きていく上で大切なのは『形』ではなく『正常なリズムの動き』なのです。
形が大きくても健康には影響ありませんが、頭蓋骨の動きが止まると体液の流れが悪くなり様々な症状が現れます。
体液とは体内にある水分のことですが
①脳脊髄液:
髄液ともいう。脳室,およびクモ膜下腔を満たす無色透明の液。中枢神経系を機械的衝撃から保護し,頭蓋腔内圧を調節し,中枢神経の分解不用物質を除去する機能を有する。
②血液:
いわずと知れた体中に栄養や熱を運び、不要物を回収する。免疫にも大切。
③リンパ液:
老廃物に対しての「排泄機能」と細菌などを捕まえて処理する「免疫機能」に関与する。
このように大切な体液の流れが停滞してしまうと体はおかしくなりますよね!
頭蓋骨の正常なリズムの動きは体液の流れに重要なのです!
クレニオ・セイクラルの手技方法
クレニオ・セイクラルの手技は何度も言いますがソフトで優しいテクニックになります。頭蓋骨『矯正』のようにハードな事は一切ありません。
受けている方の感覚としてはただ手を添えられているだけという感覚です。
手の平に頭蓋骨の中の『脳』が優しく包み込まれ、まるで脳がゆりかごの中で優しくお昼寝しているというイメージでしょうか(^^)♪
ほとんどの方がセッション開始間もなく『zzz…』と夢の中へと♪
優しいテクニックなので赤ちゃん~高齢の方まで幅広く受けていただけます(^^)/
クレニオ・セイクラルはどのような症状に良いの??
ではどのような症状に効果があるのでしょうか??
ズバリ!症状はあるけども各検査でハッキリとした異常がみつからない場合にすごく効果があります(^^)いわゆる不定愁訴です。そしてストレス社会の現代ではリラックス効果として役立ちます。
やはり、体中に指令を送る『脳』という中枢に働きかけるので根本から改善していくのでしょう♪